独立系FPのしょうこFPです。
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前回に引き続き、「給料が増えないのに物価だけ上がる」という厳しい時代を生き抜くためのヒントを、身近な「パン作り」を例に解説していきます。
前回は、パン作りの経済モデルで「GDP(国の稼ぎ)」の仕組みと、その稼ぎが「労働収入」と「資産収入」に分配されることについて説明しました。
今回は、いよいよ核心です。
「なぜ、物価が上がっているのに、私たちの給料はなかなか上がらないのか?」
その理由と、インフレ時代を乗り越えるための重要なヒントを、分かりやすいシミュレーションで見ていきましょう!
😱 物価が上がっても「給料」が追いつかないワケ
私たちが今、直面している状況を、もう一度パン作りで再現してみます。

もし、小麦粉やパン、エネルギー(石油)などの「モノの値段」がすべて20%上がり、皆さんの「給料(従業員賃金)」は、10%しか上がらなかったと仮定します。
このとき、パン作りの経済で生まれた「付加価値(GDP)」や、企業が手にする「儲け」はどう変化するでしょう?
付加価値 合計(インフレ前) 50 ➡ 合計(インフレ後) 60 伸び率+20%
製粉業者 儲け(インフレ前) 5 ➡ 儲け(インフレ後) 7 伸び率+40%
パン工場 儲け(インフレ前) 10 ➡ 儲け(インフレ後) 13.5 伸び率+35%
驚くことに、私たちの給料の伸び率(+10%)をはるかに超えて、企業の儲けは+35%や+40%と大きく伸びていることが分かります!
これは、経済学の有名な法則である「賃金は物価に遅れて上がる(賃金の硬直性)」という現象を反映しています。
- コスト増:物価高で原材料費(小麦や石油)が先に上がります。
- 価格転嫁:企業は生き残るため、パンの値段を上げてコストを消費者に転嫁します。
- 賃金は後回し:人件費(賃金)は、会社の儲けが安定したり、人手不足が深刻になったりしてからでないと、なかなか上がりません。
つまり、インフレの波が来ると、まず「企業の利益(儲け)」が先に拡大しやすい傾向にあるのです。
💡 インフレ時代を生き抜くための最大のヒント
前回の記事でお伝えした通り「企業の儲け」は、株主に分配される「資産収入」の源泉となります。
- 労働収入:インフレに追いつきにくい
- 資産収入:インフレより先に拡大しやすい(企業の儲けが伸びるため)
これが、「物価高のウラ側でお金持ち(資産収入を得ている人)が得している」と言われる秘密です。
経済学者のトマ・ピケティは、過去200年以上のデーターを分析した著書『21世紀の資本』で、「資産収益率(r)は、経済成長率(g)よりも高くなる傾向がある(r > g)」と指摘しました。
この「r > g」こそが、「自分の労働力に頼るだけでなく、自分のお金に働いてもらう」という収入の柱を持つことが、インフレ時代を生き抜くための最大のヒントであり、必須の戦略なのです。
【最後に】
インフレは不安ですが、その仕組みを理解すれば、打つべき手が見えてきます。
次回は、これまでの学びを総動員し、資産収入を得るための具体的な対策をお話する予定です。
もし、ご自身の資産状況や将来に合わせた対策について、より詳しく知りたい方は、お気軽にご相談ください。
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