86歳の母は、幼いころより右耳が聞こえません。
母と並んで歩くとき、席に座るとき、話しかけるとき、私はいつも母の左側から声をかけます。
私が小さかったころ、左側から話すようにいわれた記憶がかすかに残っています。
年齢とともに、母の大切な左耳の聴力がだんだん衰えてきて、いままでと同じ音量で話しかけると、聞き返えされることが増えてきました。
母に補聴器をすすめると「補聴器を買っても調子悪くて、使ってないって〇〇さんや、△△さんが言っているよ。」「耳鼻科の先生が、補聴器をしなくても大丈夫だって言うし。」という感じで、心配する私をよそに、関心をしめしません。
当時、私が担当していた70代後半のお客さまが雑談の中で、「使っている補聴器の調子がよくて違和感がないから、付けたまま寝てしまうことがあるんだよ。」と話をされました。その時、私のななめ前にお客さまは座っていたのですが、短髪だったにもかかわらず、補聴器は耳の穴にすっぽりとおさまっており、私はしていることに全く気づきませんでした。とても小型で目立たない色の補聴器をされていました。
同じ補聴器のことで、母の知人とお客さまとの感じ方の違いに衝撃を受け、お客さまに購入経緯について伺いました。
お客さまは大病を患い、右耳の聴力がおおきく低下したそうです。そのため医師のススメにより、認定補聴器技能士のいる補聴器専門店で購入されたとのことでした。「補聴器技能士さんに、しっかり診てもらったほうがいいですよ。」とお客さま。話を伺いながらメモをとり、うなずく私。
母にお客さまの話をし、耳が遠いことを放っておくと認知症になるリスクが高くなることを説明しました。
すると補聴器に対して、前向きになってくれました。
『認定補聴器技能士』で検索すると、住んでいる市内に認定補聴器技能士さんがいる補聴器専門店が2店舗ありました。
そのうちの1つに母を連れていきました。
現在の補聴器(医療機器)は、周囲の騒音をおさえ、個人個人の聞こえに合わせ細かく調整ができる、デジタル機器です。
全ての音を単に大きくするだけの集音器(家電製品)とは、使い勝手がまったく違い、自然な聞こえとなるようです。
【補聴器購入の流れ】
①認定補聴器技能士さんに相談⇒②聴力検査⇒③補聴器の選択・調整⇒④試聴専用補聴器をお借りし、聞こえ方や使い勝手を日常生活にて確認(貸出期間は数週間)⇒④購入⇒⑤3か月に1度補聴器専門店にいき、調整と点検をしてもらう。現在も継続して補聴器専門店に通っています。
※以前と違う耳鼻科を受診し、補聴器が必要と診断されました。
【購入した補聴器】
リオネットシリーズ マキシエンスⅤ HI-C1AB
耳あな型のオーダーメイド補聴器。
目立たない小型タイプ。
鼓膜に近い場所におさまるため、より自然な聞こえとなる。


【補聴器使用後】
補聴器を使うようになって、1年半が過ぎました。
今では、補聴器なしの生活は、とても不便に感じるようです。朝起きると直ぐに補聴器をつけて、寝るまえにはずす生活になっています。
違和感がないため、着けたまま寝てしまうこともあるようです😅
以前母と話すときは、少し大きめの声を出さないと、聞こえにくかったのですが、補聴器を着けるようになった現在は、普通の音量で話しかけても聞こえるため、会話がはずみます😄
お友だちとのお茶のみも、以前と変わらず楽しんでいます。なによりです。
補聴器を勧めてほんとうに良かったと思っています。


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